獣医師ごきげんねこの日記ブログ

日々の日記やネコをはじめとした動物のこと、趣味のことなど綴ります。

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猫の水腎症

みーのシッポさんのお知り合いの方の猫ちゃんが水腎症になったそうで、
今回は水腎症について書いてみようと思います。

尿は腎臓で作られ、尿管を通って膀胱に溜まり、尿道から排泄されます。
水腎症は、この尿の通り道のどこかが、先天的な奇形や、
後天的には結石や腫瘍、また外傷などによって塞がれてしまうことによって、
腎臓の腎盂(じんう)という所に尿が溜まって腎臓が拡張してしまい、
放っておくと腎臓の組織自体が圧迫されて萎縮していき、
腎臓の機能が低下していってしまう病気です。

腎臓は左右2個あるので、片側だけに起こった場合は、
もう片方の腎臓が機能するので症状が出ず、
発見が遅れることにもなります。
腎臓が腫れていると、お腹にしこりを感じることで見つけられることもあります。

両側の腎臓が水腎症になってしまった場合は、腎臓が機能できなくなるため、
腎不全の症状が出ます。
具体的には、食欲低下、吐き気、嘔吐、ひどくなって尿毒症という状態になると
痙攣などの神経症状も出てきます。


治療法は、とにかく早く病院で尿の通り道を開通させることです。
片側だけの場合で、すでに機能が失われている場合は、
悪い方の腎臓を外科手術によって摘出することもあります。

両側に起こって腎不全の症状が出ている場合は、腎不全の治療をすることになります。
輸液療法、利尿剤を飲ませて尿の排泄を促す、人工透析などです。
改善すれば、定期的に輸液を行ったり、
食事療法を行って維持していくことになります。


何にしても早期発見、治療が大切です。
また、一度水腎症になって回復した場合も、定期的にお腹にしこりがないか
触って確認したり、年に一回は病院でレントゲンを撮って健康診断をしてもらい、
また起こっていないか確認した方がよいでしょう。


猫は腎臓の病気が多い動物なので、普段から飼い主さんが、
おしっこの出具合、量、色のチェック、
飲水量のチェックをして注意してあげてくださいね。
水をよく飲むことも、泌尿器系の病気の予防には大切なので、
常に新鮮な水を家の数カ所に置いてあげて、
夏場は氷を少し入れてあげるなどの工夫で飲水量を増やしてください(^-^)/

いつも美味しいお水を置いておいてね
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関連記事


  1. 2016.06.29 (水) 22:24
  2. URL
  3. cocomama
  4. [ edit ]

水腎症は初めて知りました。
ネコちゃんってホントに腎臓は・・・ですね。
先代のCOCOも腎臓悪くして気が付いたのが 
やたら水を飲み過ぎてたからでした。
日々のスキンシップが本当に必要ですよね。
様子を見るのもですが あちこち触りまくって(笑)
異常がないかチェックするのが早期発見の秘訣ですね。
  1. 2016.06.29 (水) 22:54
  2. URL
  3. みーのシッポ
  4. [ edit ]

ごきげんねこ様 こんばんは

ありがとうございます
本当にありがとうございます
大変だったと思います
本当にありがとうございます
まさか テーマにして説明を詳しくしてくださるとは
本当にありがとうございます

片側は機能してないらしくて
もう一方が蛇行と先天的奇形だそうです、、
手術出来る先生が数人しかいないらしくて‥‥‥
今 お返事待ちみたいです

スゴく自分を責めてらしたので

とにかく水分なんですね。
本当に本当にありがとうございます。
嬉しかったです。
ありがとうございます。
  1. 2016.06.30 (木) 00:36
  2. URL
  3. のぶり〜ん
  4. [ edit ]

こんばんは〜

ごきげんねこさんの 記事は、わがにゃんに とっても
参考になって ありがたいです..
うちのはなちゃんは心臓、肝臓( 腫瘍の疑い)のお薬を飲みながら、
エイズのためのインターフェロンを週1、
腎臓のための輸液と吐き気どめを週2 で通院しています。
はなは お水も沢山だけどおちっこも 沢山( 一日7 回)
病院では 出ないより出た方がいいと言われてます。
本当ににゃんこは 腎臓系の病気が多いですね。
水腎症なんていうのもあるんですね!
最近は、ブロ友さんとこのにゃんこさんが 乳腺腫瘍という
話をあちこちで 立て続けに聞いて ちょっと 落ち込んでいます。

はなと 一緒にいられる時間を大切にして思い出を
いっぱい作ろうと思っています。
  1. 2016.06.30 (木) 15:13
  2. URL
  3. hana
  4. [ edit ]

水腎症、怖い病気ですね
猫は特に腎臓系が弱いので、飼い主としてはかなり気を遣ってるつもりです
珊瑚は一度ストラバイト結石になってしまいましたからね…
水をいっぱい飲んでくれるので、今のところはノープロブレムですが、
人間と同様に 検診につれて行こうと思いました

林檎のうちの子記念日に
お祝いコメントをありがとうございました
摘出手術が成功するまで、落ち着かない日々でした
退院しても状態が良くなくて、再入院したり…
その分、今はとっても毎日が楽しいです♪

  1. 2016.06.30 (木) 19:43
  2. URL
  3. ごきげんねこ
  4. [ edit ]

Re: タイトルなし

cocomamaさん、こんばんは♪

水腎症はあまり有名ではないのでしょうか?
猫といえば腎不全というイメージなんでしょうかね。

水を飲まないのも困りますが、
飲みすぎるのも病気の兆候であることが多いので、
飲水量のチェックは大切ですね。

そして、嫌がられても蹴られても、
スキンシップと称して触りまくってください(笑)。
あんまりやりすぎると嫌われるので、
加減が難しいですが。
私もアイちゃんはお腹を触られるのが嫌いでしたが、
寝ている隙とか、油断している隙をついて触っていました。
本当はもっとモフモフしたかったんですけどね〜e-68
  1. 2016.06.30 (木) 19:48
  2. URL
  3. ごきげんねこ
  4. [ edit ]

Re: タイトルなし

みーさん、こんばんは♪

そんなに感謝されるとこそばゆいですが、
説明した甲斐がありましたe-68

もう一方も先天的に悪いのですか。
それはかなり厳しい状況ですね。
なんとか手術してもらって、うまくいくといいですね。
先天的ということは、まだかなり若い子なのでしょうし。

でも、先天的異常は、飼い主さんにはどうすることもできないので、
その方がご自分を責める必要は全くないですよ。
その点だけは、よくお伝えくださいませ。
なんとか良い状態にもっていけることをお祈りしています。
  1. 2016.06.30 (木) 19:55
  2. URL
  3. ごきげんねこ
  4. [ edit ]

Re: こんばんは〜

のぶり〜んさん、こんばんは♪

記事がご参考になればありがたいですe-68

はなちゃんは本当によく頑張っていますね!
確かに、おしっこは出ないより出た方がずっといいです。
無尿(全く出ない)になってしまったら、一番危険ですからね。

のぶり〜んさんの周りでは、乳腺腫瘍も多いのですか。
猫ちゃんは悪性の確率も高いので、心配ですね。
良性なら、オペで取ってしまえばひとまず安心できるのですが。
こちらは避妊手術が、予防としては大事になってきますね。

はなちゃんものぶり〜んさんも、病院通い大変だと思いますが、
なんとかうまく付き合って、
お家ではリラックスして良い時間をたくさん過ごせますようにe-68

  1. 2016.06.30 (木) 20:01
  2. URL
  3. ごきげんねこ
  4. [ edit ]

Re: タイトルなし

hanaさん、こんばんは♪

水腎症自体は、片側だけだったり、早期発見できれば
それほど怖い病気ではないのですが、
発見が遅れると急性腎不全につながるので要注意ですね。

珊瑚ちゃんは一度ストラバイト結石になったんですか。
でもその後は大丈夫でよかったですね。
アイちゃんも一度若い頃になったのですが、
フードを変えてからは一度も発症せずでしたe-68

林檎ちゃん、眼摘は大変だったでしょうね。
でもお転婆なぐらい元気に育って、本当によかったe-68
林檎ちゃんのお転婆ぶり、本当に大ファンですe-266、と
林檎ちゃんにお伝えくださいe-251

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プロフィール

ごきげんねこ

Author:ごきげんねこ
ネコが大好きな、アラフォー、獣医師、主婦です。ネコのこと、普段の生活のこと、趣味のことなどゆるりと綴っていきます。
今は動物のお医者さんとは違う仕事をしていますが、以前は動物病院に勤務していたこともあるので、何かお役に立つ情報などもご紹介できればと、
また、アニマルアロマセラピストの資格も持っているので、そんな情報も発信していこうかなと思っています。

写真のネコは実家で飼っていたアイちゃん(♀)です。

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